人生、個人開発、マインド

by Shigeru Hyodo, Developer at RevisNote

たぶん人生は何かを成し遂げるには時間が短すぎて、でも何もやらないでいるには時間が長すぎると思う。無為に過ごして、後になってから残り時間の短さを悔やみたくはないと思っていて、ちゃんと意識的にやりたいことを見つけ、積極的に取り組んでいかないとなと思っている。

個人開発は、自分にとって「それ」だ。

やりたいこと、人生の中でやらずにいたらきっと後悔するもの、挑戦したいこと。目標は作ったプロダクトを多くの人に使ってもらうことだ。RevisNoteはたぶん、そういう個人的な願望から生まれたサービスだ。作ってる間は、「欲しいものがない」「なら自分が作る」という使命感で進めていた。個人開発には多分そういう盲目が必要で、それはある種の信仰のようなものだと思う。

世界には優れたプロダクトがたくさんあるかもしれない、でもみんながみんなそう思っていたら、きっとどこかに穴がある。世界にはたくさんの人がいて、あなたが「自分にとっての欲しいものがない」と感じたなら、同じことを思った人がきっとそれなりの数いるはずだ。個人開発の使命はきっとそれで、「どこかの誰かが欲しいもの」「大多数の人が欲しいわけではないかもしれないけれど、特定の層に刺さるもの」を作ることには特に意義があると思う。

IT技術者としての側面云々を仮に除いたとして、それなら人生の中で何をやりたいかって?

自分にとっては家族と友人だ。でもそれだけじゃ物足りない。仮に一生働かずに済むお金を今すでに手元に持っていたとしても、それでも個人開発をしていると思う。人生には多分挑戦が必要で、ITエンジニアなら個人開発のプロダクトでビジネス的成功を狙いに行くのは、キャリアにもつながるちょうど良い挑戦だと思う。

でも本気でやるとちょっと大変。みんな心折れる人多いよね。やり遂げる人はかなり少ない。志すところまではたくさんいるけれど、3日で擦り切れるような弱い願望だと、すぐに挫折してしまう。じゃあ強い願望を持てばいいのか? いや、そんなことはない。願望の強弱は根本的な解決策ではなくて、きっと一番大切なのは「次の一歩を踏み出し続ける」ことだと思う。歩くときに「よし今から右足を一歩前に踏み出すぞ」なんて思う? 思わないよね。自動化された行動だ。感情の強い弱いに寄らず、ただ次の一歩を踏み出すことだけに集中した近視的マインドが個人開発には向いていると思う。歩みを止めるな、どんなプロダクトも足を止めたら終わりだ。止めなければ希望がある。

だから、このRevisNoteを開発する時もそうだったけど、個人開発に取り組むならいつもこう言い聞かせてる。前進しろ、止まるな、一歩だけでいい、前に進め。

進めば次の景色を見れる。ページを開けば、新たなストーリーが始まる。個人開発は企業が行うシステム開発と違って、一緒に取り組む仲間がいない環境下でのスタートだ。だから尚更「次の景色」への渇望と、自分の理想が実現した状態のプロダクトへの憧憬が必要だ。だから自分のことを信じて、必要なことから逃げずに、次の一歩を踏み出し続けることが大事だと思う。


なんだか話題がとっ散らかったけど、ひとりのIT技術者として、全ての個人開発者が、個人開発を通して自己実現を果たせることを願っています。実際、個人開発はITエンジニアの知識の幅を格段に広げる良い機会になると思っていて、キャリアアップにも繋がると思います。みんながんばれがんばれ

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